『1ドル=138円』どんどん下がる日本円の価値…

  皆さまこんにちは!株式会社晴です。

  暫く、ブログ更新をお休みしており申し訳ありません(・_・;)

 

  ブログ再開、1発目はここ最近の円安傾向についてです、、、

  タイトル通り、円安傾向が全くストップする兆しが無く、

  我が国”日本”の通貨『円』の価値がどんどん下がっております。

  

  外国為替市場では、1998年9月以来およそ24年ぶりとなる

  円安ドル高水準を更新し、円相場が1ドル=138円台となりました。

 

  これは、先日発表されたアメリカの消費者物価指数が9.1%の上昇となり、

  およそ40年半ぶりの高い伸びとなったことに煽りを受けたものだと推察されます。

 

  今後についても、FRB(=連邦準備制度理事会)がインフレを抑え込むために今月の会合でも

  大幅な利上げを決める見通しで、日米の金利差が更に拡大するとの見方が強まっています。

 

  それにより、『円』を売って『ドル』を買う動きが強まっていくことが容易に考えられます。

(参照元:円相場一時1ドル=138円台に 24年ぶりの円安ドル高水準(日テレNEWS) – Yahoo!ニュース)

 

 

  そもそも、円安とはどのような状況なのか、みなさんご存じでしょうか?

  「なんとなく聞いたことはあるけど、よく分からない」という方も多いのではないでしょうか。

 

  そんな方たちに朗報です‼

  実は、円安はあなたの生活に、とても関連深いものなんです。

  円安とは、どのようなものなのか?

  それによって世の中はどのような影響を受けるのか、順を追って見ていきましょう\( ‘ω’)/

 

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 【円安の背景】

  まず、円安について説明していきましょう。

 

  円安とは、他通貨(ドル、ユーロ等)と比べて日本円の価値が安くなっている状態のことを指します。

  逆の意味で、円高という言葉がありますが、こちらは他通貨に比べて日本円の価値が高くなっている状態を指します。

 

  例として、為替相場が、1ドル=100円だったとします。

  それが、円高になると1ドル=90円になります。

  少ない日本円で、1ドルを買うことが出来るということです。

 

  また、今回の円安という状態であれば、1ドル買うのに100円以上のお金が必要になります。

 

  これだけを聞くと円安は、円の価値が下がっているため、マイナスのイメージを持たれるかと思います。

  しかしながら、円安・円高それぞれにメリットもデメリットもあるため、それについては後程ご紹介します(`・ω・´)b

 

  そして、最近の円安傾向の背景として、日米間における以下のような違いが要因ではないかと考えられます。

  ・アメリカ —–

   コロナ禍で落ち込んでいた経済が活気を取り戻しつつある一方、人手不足が深刻化しており

   供給制約(需要に対して供給が一時的に追いつかない状態)が起きていることにより物価が上昇している。

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  ・日本 —–

   円安ドル高の煽りを受けて、賃金が上昇するような安定的な物価上昇は見込めず、

   投資家たちは価値の低い円を売って価値の高いドルを買うので、

   資産が日本国内に流通せずアメリカへ流れていくという状況に陥っている。

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  なお、もう暫くの期間はこういった状況が続くかと考えられますが、

  アメリカでの供給制約が解除されれば、円安ドル高の流れも多少落ち着きを見せるのではないかとも言われています。

 

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 【円安が進むとどうなるのか】

  ここからは、円安のメリット・デメリットについてご説明いたします。

 

  ≪メリット≫

   ① 投資を行っている場合、海外資産の価値が上がる。

   ② 海外で日本の製品が売れやすいため、輸出産業の業績が伸びる。

   ③ 輸入産業の業績が伸びやすい。

 

  上記の通り、円安のメリットは、個人の方に比べ企業向けのものが多いのが特長です。

 

  ≪デメリット≫

   ① 円の価値が下がっているため、商品を海外から輸入する際に、

     輸入に頼っているエネルギー資源とそれらに関連する商品が値上がりする。

   ② 日本株が安くなる。

   ③ 輸出企業が海外で稼いだ外貨を、より多くの円に転換できる。

 

  こちらについては、個人、企業ともに影響があります。

 

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 【為替(レート)について】

  円安を説明する際に必ず出てくるのが❝為替❞という言葉です。

  円安および円高の判断は、

  この為替で「いくらの日本円で、どれだけのドル(外貨)が買えるか」という観点で判断をしています。

 

  つまり為替とは、日本円を外国の通貨に変える際の交換比率の事です。

  その交換比率とは、需要と供給の関係で決まります。

  この関係に変化があれば、為替相場も変動するということです。

 

  みなさんもご存じの通り、世界各国には様々な通貨が存在しております。

  海外旅行の際に、旅行先で物を買うには、日本円をその地域の通貨に換える必要があります。

  その時に、参考にすると良いでしょう。

 

  そして、経済動向を表す指標としても使われているように、円と外貨との交換比率は日々変化していくものなのです。

 

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 【生活や資産への影響について】

  円安になると日本円の価値が下がるため、輸入に頼っている商品が値上げになります。

 

  最近では、某有名格安ファストフード店などによる商品の値上げや、

  🍎マークでお馴染みの企業の各種製品が値上がりするなどの報道が、

  メディアを賑わせているのを目にした方も多いのではないでしょうか。

 

  こういったところで、少なからず円安の影響が出てきております。

 

  そして現在の日本では、賃金の上昇が停滞している状況が続いているために、

  食料品や生活用品等の値上げは生活を脅かす切実な問題となっております。

 

  海外の株式等に投資をされている方であれば、

  米ドル資産をはじめとした海外資産の価値が上がるために、メリットを得られる可能性はございます。

 

  しかしながら、そういった投資家の方においても、注意しなければならないのは、売買のタイミングです。

  米ドルを円で買った後に、現在と同様に円安ドル高であれば利益が出ますが、

  ひとたびドル安円高傾向となった際には損失が出てしまうからです。

 

  また、円安の際に付随して起こるものとしてインフレーション(通称:インフレ)という現象がございます。

  インフレの詳細については別の機会にご紹介させていただきますが、

  一般的にインフレはお金の価値が下がっている状態です。

 

  そのため、株や不動産といった「モノ」は多くのお金と交換できる訳ですから、

  インフレ時に売りに出せば利益が出やすいと考えられます。

 

  円安およびインフレの対策として、お金をすべてお金のまま所持しておくのではなく、

  一部をこういった状況に影響されにくい「モノ」への投資に回しておくことも一つの手段としてオススメです(*^^)v